2011年の東日本大震災の原発事故により、人の立ち入りが難しくなってしまった福島県双葉郡富岡町にある桜の名所「夜の森」の桜をあらゆる表現で届けるプロジェクト「桜の森 夜の森」。富岡町出身の母親や親戚たちに“桜を見せたい”というMUSUBU代表の宮本英実の思いからスタートした。
2012年4月25日、いわき市出身の写真家の白井亮氏と共に当時警戒区域となっていた富岡町”夜の森”地区に入り桜を撮影。人がいなくなってしまった町でも、変わらず咲き続ける桜は希望になると感じ、この状況を多くの人に見て何か感じて欲しいという思いから、4tトラック荷台を展示スペースに使用し、福島県内を移動する”移動写真展”を開催。12月には大阪、栃木県・宇都宮にて県外展示を開催した。
2013年4月、東京・豪徳寺にあるパン屋カフェ「uneclef」で企画展を開催。6月にはニューヨークで海外初展示を行った。今後も「夜の森」の桜を届けるべく活動を継続する。