2018年12月上旬、韓国の南東部にある港町・浦項市を訪問。小名浜のローカルアクティビスト・小松理虔さんと共に、浦項文化財団主催の文化フォーラムでこれまで活動などをお話しをしてきました。
昨年、韓国史上最大の地震が起こった浦項市。地震が少ないと言われている地で起きた出来事に、人々の不安は未だに残っているそうです。市民の心理的不安感や都市の雰囲気の沈滞を克服するために、文化の力で出来ることの事例を聞かせて欲しいと、昨年私たちのソウルでの講演を聞いた方からお声がけいただき、今回の訪問となりました。港町・浦項。名産は、いわきと同じ”さんまの干物(クァメギ)”でした。
交流フォーラムは、12月7日(金)浦項市内のギャラリー「Engine42」で開催。地元でギャラリー運営している方、子供たちに向けた活動をしているママ、小松理虔さん、MUSUBUが登壇。それぞれの発表のあと、質疑応答など行いました。小松理虔さんの「ふまじめな復興」の話。たのしいこと、おもしろいこと、美味しいこと。それぞれを大事に、皆が当事者と考えて拡張していくことが大事だという話。MUSUBUの活動からの思いとも通ずる部分がありました。
フォーラム前後には、震災の跡が残る場所の他、地域最大の市場、アートギャラリーなどが集う振興エリアも案内していただきました。美味しいご飯を一緒に食べながら交わす、震災のこと、福島のこと、それぞれの地域のこと。気兼ねない会話だからこそ出てくる本音。こういった交流を今後も大事にしていきたいなと思いました。